新書の紹介・・・

おつかれさまです! OS部主任:秋葉です。


今日は趣向を変えて最近買った本の紹介をします。
(ネタが・・・(;・∀・))

最近、『「若者はかわいそう」論のウソ』を買って読んでみました。
著者の海老原嗣生さんは「週刊モーニング」で連載中の「エンゼルバンク
に出てくるカリスマ転職代理人のモデルになっているそうで、本の帯にも
イラストが出てました(・∀・)

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「若者かわいそう」論は「ワーキングプア」に代表される「働けど働けど
我が暮らし楽にならざり」状態が若者の間で深刻になっている、みたいな
論調。

更に2008年のリーマンショック以来の不況でそれまで売り手市場だった
大学生の就職戦線が「超買い手市場」に様変わり。

まあメディアでも派遣切りやらネカフェ難民やら取り上げられているから
もう今更述べる必要もないのですが、この『「若者かわいそう」論のウソ』
では説得力のある数字を出して「ワーキングプア」は本当?と考えさせられ
てしまいました。

槍玉に挙げられているのが↓にも載せておいた

門倉貴史著『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』

そもそもこの本が発端になってワープア問題がメディアの俎上に載ってきた
ようなのですが、この本の統計データがかなり怪しいようです。

ちなみに自分は本屋でパラパラめくった程度で、
読んでも買ってもいないです(;・∀・)

その門倉本には「ワーキングプアは546万人、4人に1人」と記載が
あるようなんですが、単純に4倍すると2184万人
日本の労働人口6272万人。人口1億2千万なんだから当たり前なんですが。
そもそも分母の数がいい加減?!なんてものがゴロゴロあるわけです。
かなりいい加減?どころか意図的なデータの分析でセンセーションを演出して
いるのでは?と指摘しています。
まあそのいい加減な本を鵜呑みにして報道してるマスコミもマスゴミなんですが・・・
(;・∀・)

就職氷河期」についても触れられていますが、

少子化→なのに大学増加→大学進学率増→大企業採用数は
実は毎年一定数→大学生殺到!ヽ(`Д´)ノ

みたいな流れになっていて、ということで「中小企業を狙うべし」
みたいなことが書かれていますが・・・
まあ確かに「ポスドク問題」に代表されるように増えすぎ感は
ちょっと納得かもしれないです。

ただ、それに加えて就職戦線を煽っている連中もいるのでは?(;・∀・)

最後に貧困層支援で有名な湯浅誠さんとの対談が載っているのですが、
この対談を読むとむしろ湯浅さんの方が説得力があって湯浅本が
読みたくなるのが笑えてしまいます。(;・∀・)

まあ、いろいろと考えさせられる本ではありますので本屋で見かけたら買うなり
立ち読みしてみるなりしてみてはいかがでしょう?
併せてこの本でも触れられている城繁幸さんの本とブログもオススメです。



「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)
(2010/06/01)
海老原 嗣生

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ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る (宝島社新書)ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る (宝島社新書)
(2006/11/09)
門倉 貴史

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若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
(2006/09/15)
城 繁幸

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